CeMIの活動内容

 CeMIは、iCeMSの研究グループのうち、イメジング技術において世界をリードする4つのグループ(楠見、原田、田中、Heuserのグループ)、および、CeMI運営を担当する藤原グループが中心となって活動しています。さらに、Kyoto Fellow(iCeMSの独立した研究者)のCarlton、Kalayらが参加しています。これらのグループが開発する「次々と変化するメゾ構造体をナノ精度で調べるための画像化技術」を迅速に世界に提供すること、それらを応用する共同研究を募り、ユーザーとの共同作業によって、さらに先の方法論と応用法の開発をおこなおうとするものです。イメジングによるメゾ科学研究発展のため、世界に開かれた共同作業のプラットフォームにすることを目指しています。

 この目的を達成するため、CeMIでは主に下記の4方面で活動を展開しています。

1.コア研究

 技術開発と最初の応用。これらは、CeMI参加教員の研究室とCeMI実験室の両方でおこなわれています。

2.共同研究

 我々に主な貢献が出来るテラヘルツ光学・1分子イメジング・1分子ナノバイオロジーは国際的な関心が高まっています。
 新しい萌芽的技術や装置がコア研究で生まれると、最初の実用装置をCeMIに設置し、世界レベルで共同研究に供します。新しい多方面にわたる応用を共同でおこなうことにより、さらに画期的な新技術として成長させることを目指します。

 一方、CeMI外で開発された新しい方法や装置を、CeMIの判断で実用機のレベルにまで開発を進め、共同研究に供することもあります。

 現在、以下の自家製・特注の装置が働いています。

(1)4台の1分子蛍光イメジング・追跡ステーション
 1-1)  3色同時1分子蛍光イメジング・追跡ステーション(世界唯一)
 1-2)  UV光による光活性化装置を装備した、1分子蛍光イメジング・追跡ステーション
 1-3)  世界最高速(1万コマ/秒)の1分子蛍光イメジング・追跡ステーション
 1-4)  2光子励起共焦点法を組み合わせた、1分子蛍光イメジング・追跡ステーション

 すべてのステーションで、37℃、炭酸ガス存在下で生細胞の観察が可能です。
 また、ほとんどのステーションで、マイクロインジェクションが可能です。

(2)世界最高速で画像取得できる2種類のテラヘルツ顕微鏡(10 - 100 Hz)
 2-1)  回折限界を超える20-100ミクロンの空間分解能を有し、10-100 Hz(透過強度に依存)の繰り返しで画像を取得できる実時間テラヘルツ近接場顕微鏡(世界唯一)。500ミクロンΦの視野を有しています。
 2-2)  高輝度のフェムト秒レーザー励起で発生されたテラヘルツ光(0.1 mW)とパッシブ動作のTHzカメラ(ビデオレート)で構成された実時間テラヘルツ顕微鏡。現在は透過配置での観測のみが可能です(公開準備中)。

 CeMIを世界の研究者が集うプラットフォームとするよう、研究者や大学院生の長期・短期の受け入れを行っています。旅費・滞在費の補助も相談に応じます。興味を持たれた方は、ご連絡ください。

3.教育と訓練

シンポジウム、セミナー、ワークショップ、ハンズオン・トレーニングを開催し、世界中からの参加を受け入れます。 詳しくは <こちら> をご覧下さい。

4.サービス

 上記1.2以外の、市販装置類は、iCeMS関係者の研究のため、および、iCeMS外の研究者がiCeMS関係者と実施する共同研究(共著論文となる研究)のために、使用できるサービスを実施しています。詳しい使用法は、<利用規程>をご覧ください。

 現在使用できる顕微鏡は、共焦点(多光子)蛍光顕微鏡、タイムラプス蛍光顕微鏡、STED共焦点蛍光顕微鏡などです。詳しくは、「設備一覧」をご覧ください。

 CeMI関連職員が希望者の試料を用いて、データ取得をすることも特例としてあります。このサービスを利用される場合にも、データ取得時には、希望者が実際にその場に居て頂くことが必要です。

 いずれのサービスについても、連絡先は下記の通りです。

mouseover